泉北高速以外の社局とは関係ない記事です。他社局のページにもこの記事が表示されますが、鉄道コムの仕様でこちらから非表示が出来ません。ごめんなさい。それでも良いよという方は下へ、興味ない方は戻ってください。


▲前回の記事はこちらから

前回の記事では線内運賃を検証しました。今回は「直通利用時の運賃が日本一高いという説を検証していきます。
※大人普通運賃で検証

ちなみに
難波ー13.2kmー中百舌鳥ー14.3kmー和泉中央
難波~中百舌鳥:340円
中百舌鳥~和泉中央:330円(加算運賃+20円含む)
で、初乗りで運賃が跳ね上がるを緩和するため南海泉北を乗り継いだ場合に-100円されます。
そのため
難波和泉中央は570円となります。

では、まず南海電鉄主要駅⇔泉北各駅を南海電鉄の運賃形態で計算した場合、どうなるのか計算しました。
※この記事の検証では乗り継ぎ割引の趣旨を踏まえ、-100円は廃止されたものとする。

各駅間の距離は下記の通り。これを基準にして計算します。
距離降車駅⇒深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央
乗車駅↓難波16.9km21.0km23.4km25.3km27.5km
堺東6.8km10.9km13.3km15.2km17.4km
河内長野17.6km21.7km24.1km26.0km28.2km
橋本34.3km38.4km40.8km42.7km44.9km
20.9km25.0km27.4km29.3km31.5km
岸和田37.1km41.0km43.4km45.3km47.5km
泉佐野45.1km49.2km51.6km53.5km55.7km

接続 南海泉北 距離

そして、現行運賃と南海の運賃を適用した場合の運賃を計算しました。青は値下げ、赤は値上げとなる区間です。(和泉中央発着は全て加算運賃+20円含む)
接続 南海泉北 運賃

現行運賃乗車駅/降車駅深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央(加算運賃+20円含む)
難波430470510530570
堺東300340380400440
河内長野430470510530570
橋本660700740760800
470510550570610
岸和田700740780800840
泉佐野790830870890930

南海運賃適用時乗車駅/降車駅深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央(加算運賃+20円含む)
難波380(-50)450(-20)500(-10)500(-30)590(+20)
堺東210(-90)260(-80)340(-40)380(-20)400(-40)
河内長野380(-50)450(-20)500(-10)500(-30)590(+20)
橋本610(-50)650(-50)700(-40)700(-60)770(-30)
450(-20)500(-10)570(+20)570630(+20)
岸和田650(-50)700(-40)700(-80)750(-50)770(-70)
泉佐野750(-40)810(-20)810(-60)810(-80)860(-70)
ほとんど値下げですが、一部区間は値上げとなりました。

区間によっては”日本一運賃が高いとは言えないと言えます。

次は利用が多いであろう難波・新今宮・天下茶屋・堺東・三国ヶ丘⇔泉北各駅を比較してみます。
営業距離②降車駅⇒深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央
乗車駅↓難波16.9km21.0km23.4km25.3km27.5km
新今宮15.5km19.6km22.0km23.9km26.1km
天下茶屋13.9km18.0km20.4km22.3km24.5km
堺東6.8km10.9km13.3km15.2km17.4km
三国ヶ丘5.3km9.4km11.8km13.7km15.9km
現行運賃②降車駅⇒深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央(+20
乗車駅↓難波430470510530570
新今宮430470510530570
天下茶屋350390430450490
堺東300340380400440
三国ヶ丘250290330350390
南海運賃適用②降車駅⇒深井泉ケ丘栂・美木多光明池和泉中央(+20
乗車駅↓難波380(-50)450(-20)500(-10)500(-30)590(+20)
新今宮380(-50)450(-20)500(-10)500(-30)520(-50)
天下茶屋340(-10)380(-10)450(+20)450520(+30)
堺東210(-90)260(-80)340(-40)380(-20)400(-40)
三国ヶ丘210(-40)260(-30)340(+10)340(-10)400(+10)
接続 南海泉北 運賃2

こちらも”区間によっては”日本一運賃が高いとは言えないと言えます。

では他の直通運転を実施している路線ではどうなのでしょうか。
まずはこの表から。
距離③降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波470(21.0km)530(25.3km)
堺東340(10.9km)400(15.2km)
南海/泉北距離降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波13.2km-7.8km13.2km-12.1km
堺東3.1km-7.8km3.1km-12.1km
直通 比較用
※営業距離②は距離③の間違い

※距離③について「運賃(距離)」で記載している。
※南海/泉北の距離は
乗車駅(南海側)⇔距離A⇔中百舌鳥⇔距離B⇔降車駅(泉北側)
で 距離A-距離B として記載している。

これに近い条件で他の事例と運賃を比較してみます。
・京津線 びわ湖浜大津⇔御陵⇔東西線 太秦天神川 7.5km-8.8km(計16.3km) 530円
・     〃    ⇔〃 ⇔烏丸線 竹田    7.5km-10.9km(計18.4km)  530円
・     〃    ⇔〃 ⇔東西線 三条京阪  7.5km-3.4km(計10.9km) 430円

これを難波・堺東⇔泉ケ丘で比べると、(上2つが)距離的に南海側が長いので不利なはずですが…南海・泉北より高くなっています。

・中央線 深江橋⇔長田⇔けいはんな線 生駒 3.2km-10.2km(計13.4km) 620円
・ 〃  弁天町⇔〃 ⇔  〃    生駒 12.4km-10.2km(計22..6km) 670円

これを難波・堺東⇔光明池で比べると、こちらも距離的に南海側が長いので不利なはずですが…南海・泉北より高くなっています。
※けいはんな線には建設費回収のため、加算運賃が設定されています。こちらも加算運賃を含んだ運賃です。

※安くなる例もあるはず…

最後に難波・堺東~泉ケ丘・光明池の運営が同一社局だった場合、要するにその社局の運賃を適用した場合にどうなるか検証してみました。

例えば近鉄のように値下げとなる社局もあります。
近鉄なら…降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波410(-60)450(-80)
堺東300(-40)360(-40)
直通 近鉄


ですが値上げとなる会社も複数。
大阪モノレール降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波500(+30)(設定無し)
堺東410(+70)470(+70)
山陽電鉄降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波520(+50)630(+100)
堺東370(+30)450(+50)
つくばエクスプレス降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波530(+60)630(+100)
※きっぷ価格堺東340480(+80)
北総鉄道降車駅⇒泉ケ丘光明池
乗車駅↓難波750(+280)780(+250)
※きっぷ価格堺東520(+180)650(+250)
直通 値上げたしゃ

※ちなみに前回記事含め、「きっぷ価格」の会社で(+10)以上の場合、1円単位で決めることが出来るICカード価格でも値上がりします。

前回記事の検証も踏まえて
泉北高速は日本一運賃が高い』はデマ
という結論になりました。


前回記事でも触れた気がしますが…なぜ泉北高速の運賃が高く感じるのか。個人的に思うのは
・駅間が南海と比べて長い(ちなみに難波⇔河内長野と難波⇔和泉中央はほぼ同距離なのですが、運賃表を見ると後者の方が短い。それもあるのかな…?)
・駅が少ない
・速い

運賃表
▲深井駅の運賃表。1駅隣の中百舌鳥駅・泉ヶ丘駅共に初乗り(170円)では行けない。そして、各駅で値上がる。

一番はこれだと思うのですが
・南海⇔泉北乗り継ぎの割引額が100円になったのは南海グループ化してから
もあるんですかね…?

泉北高速はあくまでも「動脈」。南海バスが細かい部分(毛細血管)となっている印象です。バス+電車って高く感じるイメージがあるのですが…どうなんでしょ。

さて、泉北高速は2021年4月1日で開業50周年を迎えました。


今回投稿した2つの記事でこのデマを払拭出来れば嬉しいです。ですが、本記事で示した通り「南海と乗り継いだ場合に値上がるケース」が多いです。無理のない範囲で差を埋めてほしいものです。これからも泉北沿線の価値向上に泉北高速は努めてくれるでしょう。こちらも出来る限り追いかけていきたいものですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。


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